2010年09月12日

214分の1 -3-

『止まらナイ』『GROOVE』

2曲のDEMO音源を元にメンバー募集。

VO、DRUMのパートを探していた。

人脈。張り紙。

なかなかメボシイ人には出逢えず、少しずつ疲れが溜っていた。



「当方7オクターブの音域」と語るラップ男

凄んごく音の小さいドラマー

結局来ない歌手

変わった人も多い。



その日もヴォーカル何人かと音を合わせた後、たぼくんと話をしていた。

『たぼくん。今日の人どうだったかな?』

「ぺー」

『いや、ぺーはもういいから』

「ぺー?」

『疑問系とかそういうんじゃなくて。。』

「ぺっ」

『ばっちい』

「ペーネロペー」

『ガンダムでしょ?誰も知らないよ』

この後、たぼくんがとんでもない事を口にした。



「MACARONI☆君。歌ったらいいんじゃない?」



『!!!』



『いやいや、ムリムリ!』



バンド活動で最大限にエネルギーを必要とする瞬間

それは始める時と辞める時だと思う

どう計算しても勝率の低い死合。

そびえ立つ不安要素の影に幻の灯りを想像する

なので、全力で足りない場合はアホになる必要がある。

アホを演じ続けるのは精神的に負担も掛かるので、

そのままアホになってしまう人も少なくない

バンドマンに一見アホな人が多いのはこんな事が理由にあるのかも知れない



来週の火曜日、僕はヴォーカルとしてたぼくんとスタジオに入る事にした。






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posted by macaroni☆ at 22:38| Comment(13) | TrackBack(0) | 214分の1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月08日

214分の1 -2-

止まらナイの完成で現実味を増した新バンド結成。

僕はLIVE活動を想定した曲作りを始めた。

しかし、メンバーも見つかっていないしお客さんの顔も見えない現状

何を作ったら良いのか迷っていた。



近所とは言えないが歩いて20分くらいの場所に行きつけの楽器屋さんがある

その日もD'Addarioのギター弦を買いにお店に来ていた



新しい楽器はないかと店内を徘徊

誰にも言っていないが、僕はパトロールと呼んでいる。

ぞうさんギター程の小振りなアコギを発見

ヘッド部分にはHEADWAYと書かれてある

新品で28000円程の不審者

早速試奏をお願いした



触った事の無いギターを初めて鳴らす時

最初に何のコードを弾いたらいいか悩んでしまう時がある

5度コードを弾いたらロック専用になってしまうような、

E7♭9thを弾こうもんならファンク専用になってしまうような、

そのギターは果たしてそれを望んでいるのか。



このギターに関しては何の迷いもなくAadd9を弾いた

気が付けば、一曲作りそうな勢いで遊んでいた

暫くすると明るい表情の店員さんが話しかけて来た

『それ、抱きごごちいいでしょ?』

『。。。』

『お客さん?』

『ペー』

『ぺー!』



弦を買い来た僕は、安いけどウマの合うアコギと一緒に家に帰った。



部屋に帰ると買ったばかりのギターと曲作りを始めた

アップテンポの曲を作ろうと思っていたが、

どうしてもゆっくり弾いているほうが心地いい。

次の日の明け方、Aadd9から始まる曲が完成した。

『GROOVE』と名付けた



窓を開けっ放しにして外出してしまったある日、天候は急変して台風になった

家に帰ると風で吹き飛ばされ、ネックの折れたギターが部屋に倒れていた

GROOVEのギターは、このギターで録音した唯一の記録となった。



さあ、近い日にたぼくんとBASSを録音しよう♪





『GROOVE』

いつだって心迷って人目気にしてる
たまには胸の奥に
さあ 問いかけてみよう
さあ 問いかけてやろう


憧れたアイツの影を追いかけるよりも
自分なりのスタイルで
さあ 追いかけて行こう
さあ 追いかけてやろう


いつか握りしめたあの想いは何処に?
感じないフリして君は傷ついた
過去も未来も見えない夜に
西から陽が昇る


空にFrying Frying
Good Felling Felling
このGROOVEに乗って行こう
いつの日も色あせないリズムを信じて


誰だって心変わって疑いたくなる
出逢った頃の君を
さあ 思い出してみよう
さあ 思い出してやろう


それぞれが描いたあの夢は何処に?
現実は涙も隠そうとしてる
白も黒もない人の絆が
消えてしまう前に


空にFrying Frying
Good Felling Felling
このGROOVEに乗って行こう
いつの日も色あせないリズムを信じて
いざ向かうべきは
光り在る方へ




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posted by macaroni☆ at 18:26| Comment(8) | TrackBack(0) | 214分の1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月07日

214分の1 -1-

その日、僕は興奮を抑えきれずたぼくんに電話をしていた。



ここ数年間と言えば試行錯誤の日々

新しいバンド結成に向け日々作曲

メンバーはたぼくんと二人。

ヴォーカルとドラムは曲が出来てから探そうと思っている。



たぼくんとは東京で知り合った

初めて新宿アルタ前で待ち合わせをしてから7年。

割と古い付き合いになる。

音楽だけでなくゲームなんかでも遊べるので、知人と言うよりお友達に近い。

『カッコイい曲が出来たら一緒にバンドやろうよ!』

と、何度となく話しをしていた。


作りたい楽曲の理想はある。

ファンキーでキャッチーな歌モノ音楽。

今ならそんな音楽はJpopシーンでも多々聞く事が出来るが、

当時はインディーズも含めて参考になる対象は少なかった。

曲のアイデアはあった

繰り返すコード進行の上でメロディーがキャッチーに展開する楽曲

アレンジも同時進行。 ファンキーなサウンドに乗らなければ意味がない

欲張ったのでなかなか形にはならなかならず、

作りかけの曲は既にアルバム2枚分くらいになっていた


そんな中、遂に使えそうな曲が出来た。

歌詞のないメロディーを仮に録音する。

自分の声はこの上なく気色悪いが、やはり手応えを感じた。

キターー! !

たぼくんは何て言うだろ?

僕は興奮を抑えきれずたぼくんに電話をしていた。


『もしもし 』

『ぺー 』

『いい感じのできたよ! 』

『ぺー 』

『聞いてよ』

『ぺー』

スピーカーの前に携帯を持つ。

『いくよ 』

。。

『凄くいいね!』

!!!

『じゃ早くベース録音しようよ 』

『ぺー』

『いつ空いてる?』

『ぺー 』

『じゃ明日ね 』


次の日ベースを録音

新しいおもちゃを買って貰ったみたいに2人で朝まで喜んだ

『できたー!』

『ぺー』

『カッコイい!』

『ぺー』

『俺たちイケてる〜』

『ぺー』

『ぺー!』

新バンドの記念すべき一曲目

総曲数214分の1

『止まらナイ』が完成した

その日の事は今でもハッキリ覚えている



あれは忘れもしない 。

いつだっけ(^_^;)


僕たちはメンバーを探す事にした


続く




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posted by macaroni☆ at 02:51| Comment(14) | TrackBack(0) | 214分の1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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