たぼくんの一言で実現した今日のスタジオ
練習が終わったら一体何を感じるのだろう?
昼も夜も無い生活と興奮と不安
結局昨日は眠れないまま少し早めにスタジオについた。
練習スタジオは深夜から早朝にかけての深夜パックは料金が安い。
試したい事がいくつかあったので、長く使用出来るこの時間帯を予約している。
相変わらずメンバーは僕とたぼくんの二人
ドラマーは必要だったので、知り合いの金田くんに願いした。
これで最小人数ではあるがバンドアンサンブルで演奏する事ができる。
高校生の時から、今までさんざん練習スタジオに来た事はあるが
おおよそ感じない緊張感
明確な理由
僕の担当がヴォーカルだからだ。
24時
たぼくんと金田くんはいつも通りに準備に取り掛かっているように見える
僕も出来るだけ平常心を保とうと思っていたが
マイクスタンドを目の前に運んだ瞬間
まるで場違いな所へ来てしまったような気がした
「じゃ。。やってみようか。。。」
『ぺー』
1、2、3、4!
ジャカジャカ♪ジャカジャカ♪
止まらナイのイントロを弾く
覚えているのはここから歌が入るまでの16小節。
その先は「真っ白」になってしまい記憶がない
『ね、どうだった?ヘタだった?死んだ方がいい?』
答えなんてわからない事は知っていたけど
明け方まで何度もたぼくんに話かけた
その度に
「凄くいいと思うよ」
と言って返してくれた
早朝5時。
富士そばで興奮気味に雑談をしてそれぞれ別れた
家に戻ると今日の練習を録音したカセットを再生
流れてくる自分の声を聞いていると複雑な気持ちになる
15歳でギターを始めた
始まりは学校の文化祭
バイクで暴れるような
制服の大人から皆で逃れるような
BANDと呼ばれる友達との遊びの一つだった
それから
好きになって
のめり込んで
挫折して
決心して
BANDのギタリストとして活動する事を
ずっと前から、つい一週間前だって当たりまえに夢見てきた。
ギターを弾いているとつい忘れてしまう
佐久間が格好いい曲を
たーちゃんがコードの押さえ方を教えてくれて
あの時一人だったら音楽なんて始めていなかった
友達と過ごしている時間が好きだった
時間も場所も感情も共有出来る
BANDと言う口実
選んだ楽器がたまたまギターだった
僕が今日一番知りたかった事
練習が終わったら一体何を感じるのだろう?
最高に楽しかった
僕たちはLIVEに向けてギタリストを探す事にした
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俺も絶対プロのギタリストになろうとおもいましたよ!
いつでも自信満々な人なのかと思ってました。
その時、何を思い、考えたかというお話、
凄く嬉しいです。
気持ちが寄り添うような、あたたかさを感じます。
あ、熱は下ったようですね。良かった。
「凄くいいと思うよ」とその度に返す、
たぼくんのような妻になりたい、と思いました。
自分もZONEに触発されMACARONI☆さんに憧れギターを弾き続けてます
いつかお会いできたらとか思ったりw
次の更新待ってます♪